アーケード版ゲーム(ゲームセンターに置かれるゲーム)は、プレイヤーの声を拾うために、開発が完了する1?2ヶ月前ぐらいから、一般プレイヤー達に遊んでもらい、その感想を開発に取り込む、ロケテストをよく行います。
ロケテストでは一般的に以下のようなことを目的としています。
バランス調整テスト:対戦格闘ゲームでは、おもしろさのためには最強キャラは存在してはいけません。キャラ自体は五分五分の能力で、プレイヤーの腕だけで強弱が決まるのが理想です。とはいえ、様々な要素が組み合わさった結果としてキャラ能力の強弱が決まってしまうので、なかなか調整は難しいようです。幽遊白書のロケテストでは「戸愚呂弟が強すぎる」という意見が下馬評のようで、今後の調整に期待したいと思います。
インカムテスト:企画として、またゲームとして受け入れられているか、コイン(100円玉)の投入数(インカム)で評判を評価します。これは極力日本各地で行うべきで、地方によって対戦格闘ゲームの遊び方にも文化みたいなのがあるので、その文化にきちんとなじめるかをなどを見ることができます。ゲームセンターの人員で集計ができてしまうので、一番手抜きといえば手抜きです。幽遊白書の場合は、東京・大阪でしか行っていないので、インカムテストという色合いは薄そうです。また結構インカムが入っているように見えました。
バグテスト:ゲームを遊ぶ上で致命的な開発ミスがないかチェックするのが目的です。一般のプレイヤーは、開発陣が考えている上限のちょっと斜め上の遊び方をするものです。その考慮を超えたとき、何か問題が起きないかなどを見ます。通常は他のテストの「ついで」で行うようなもので、バグらしきものがあったら、備え付けのアンケートに書いてで報告しましよう。
なお、ロケテの行われているゲームセンターに問い合わせをしたり、現場の店員に根堀葉堀聞くのはタブーです。彼らは場所を提供しているだけにすぎません。ロケテストに予約はいりませんし、必要なのは遊ぶためのコイン(100円玉)です。
また、ロケテは一般に本格的なゲーマーの集まる場所で行われることが多いので、対戦経験は当然ながら必要となりますし、そこで遊ぶにはゲーマーの文化・マナーを知っておく必要があります。場合によってはそのゲームセンター特有のローカルルールなどもあります。最低限一般的なマナーは学んだ上で守りましょう。本格的なゲーマーはなぜか男性の割合が多く、女の子が行くと結構浮きます。ファンオフ会のノリで行くとたぶんかなり浮きます。アーケードゲームのスタートボタンの位置すら知らないとヤロー共の間でだいぶ大恥をかきます。そのためにも、最初はゲーマーの友人と一緒に行くのがよいでしょう。
また、ゲームセンターに行ったことがない場合は製品版が稼働し始めてから遊んでも遅くはないです。その方がきちんと調整の利いた土台で遊べますからね。これらロケテはあくまで、専門知識のある人間達に向けられたベータテストなのです。